願いと慾(欲)の違い

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人間は個人的に「願い」の無い人はほぼ居ません。

願いと慾は違います。
願いには目標があり、願いを達成するためには願いに応じた「行(善い行動)」を

しなくては叶えられません。

慾はあまりにきつい我慾はいけませんが、慾自体を完全否定するものでもありません。
食慾、生理的な慾など、適度の慾がないと人間は生きてはいけません。
意慾も慾ですし、それは物事を進める上で必要なものです。
しかし、限度を超えた慾は善くありませんし、ある物・ある者や、ある事に

執着しすぎる慾もいけません。

 

「大慾は無慾に似たり※」という言葉があります。

大慾とは正しい事への慾、社会公共、多くの人を善くするための慾。
小慾とは自分の利のみや目先のための慾。


※1 大望を抱く者は、小さな利益などを顧みないから、一見無欲のように見える。

 欲の深い者は、欲のために目がくらんで損を招きやすく、結局無欲と同じ結果になる。
weblio辞書より抜粋